茨城町は6月3日～5日の3日間、東京・銀座にある茨城県のアンテナショップ「イバラキセンス」（中央区銀座）で同町のブランドメロン「愛ちゃんメロン」のPR販売を行う。

茨城町のブランドメロン「愛ちゃんメロン」

　茨城県はメロンの生産量日本一。茨城町農業政策課の担当者によると、茨城町は茨城県内で最も早く春メロンを出荷しており、今回の販売は6月6日の「茨城町メロンの日」に合わせたもの。

　「愛ちゃんメロン」は、農林水産省のガイドラインに基づき、茨城県が認定する制度「特別栽培農作物」の認証を受けたメロン。「特別栽培農作物」は、茨城県の慣行レベルに比べ、節減対象農薬の使用回数が50％以下、化学肥料の窒素成分が50％以下で栽培された農作物が審査対象となる。

　「愛ちゃんメロン」のブランドを使えるのは、「精密な土壌診断・分析を実施し、主に有機肥料を与える」、「土壌の消毒は太陽熱で行い、気候と土壌に合った生育コントロールを行う」などの土壌づくりを行う「中嶋農法」で生育し、産地限定の収穫時期に収穫するなどの基準をクリアしたメロン。上品な香りと甘さ、肉厚で滑らかな舌触りが特長の茨城のオリジナル品種「イバラキング」、赤肉で果肉が厚く果汁がたっぷり、 体に良いβカロチンも豊富な「レノン」、ネット系のメロンの代表格で柔らかい果肉で甘みとコクがあり、香りも豊かな「アンデス1号」の3品種がある。

　同町では、「JA水戸 茨城町メロン部会こだわりメロン研究部」に所属する11農家が生産。期間中、同町のブランドメロン「愛ちゃんメロン」から「イバラキング」「レノン」を販売する。5月21日～6月19日は、茨城町の慣行栽培のメロンも同所で店頭販売する。