声優・俳優・音楽アーティスト・いばらき大使の安達勇人さんのライブツアー「安達勇人茨城県LIVEツアー2022-2023～オレおめえに茨城で見せてえもんがあんだ～」が9月25日、ひたちなか市文化会館で始まった。

ひたちなか市文化会館でのライブの様子

　同ツアーでは、安達さんの出身である茨城県内のホール、ライブハウスを回る。ツアーファイナルは2023年4月15日に安達さんの生まれ故郷である桜川市の岩瀬体育館ラスカメインアリーナで開く。

　ツアーのテーマは「パレード」。安達さんによると、テーマに合わせ、演出も遊園地や夢の国、サーカスに来たようなイメージ。「子どもから年配の方まで老若男女関係なしに楽しめるようにした」という。

　9月25日のツアー初日のチケットは完売。新型コロナ感染対策として、ホールの収容人数を減らし、マスクを着用しながら発声できるようにした。ステージでは、安達さんをはじめ、ピエロに扮（ふん）したキッズダンサーなどが登場。マジックやアコーディオンなどを披露した。安達さんは、アンコールや新曲を含め22曲を熱唱。満員の会場では、来場客が笑顔でペンライトを振る様子などが見られた。

　安達さんは「僕が歌手になるという夢を語った時『こんな田舎じゃ絶対無理だ、諦めろ』という声があったが、これまで無理だと言われたことを、一つ一つかなえてきた。今回のツアーは、僕にとって特別な思いがある。茨城県で数万人のまちおこしフェスを作るのが最大の夢だが、その前に夢を目指す決心をした地元のアリーナでコンサートができる」と話す。

　「いばらき大使になった今、地元をはじめ茨城県に夢を与えられたり、僕が誰かの夢になったりしたらうれしい。当時の自分や今まで出会ってくれた方々、日々温かく応援してくれるファンの皆さんにその景色を見せたい」とも。「次の世代には田舎でも都会でも夢を見てほしい」とエールを送る。

　ツアーは10月23日にTSUKUBA PARK DINER（つくば市）、11月27日に水戸ソニック、12月4日に水戸ライトハウス（以上、水戸市）、2023年1月28日に笠間公民館大ホール、4月15日に茨城県桜川市体育館ラスカメインアリーナでの開催を予定する。