サッカーJ1の水戸ホーリーホックの小島耕社長が7月2日、2026-27シーズンの事業計画と新本拠地の改修状況を明かした。
新たな本拠地は、笠松運動公園内の水戸信用金庫スタジアム(那珂市向山)。J1が基準とする1万5000人以上の収容を満たし、座席数は約1万7000席になる。
小島社長によると、改修では、ゴールの新調や天然芝の張り替え、ロッカールームの全面改修、ベンチの入れ替え、貴賓室のVIPラウンジ化などを進めているという。「改修費は当初約1億円の見込みだったが、設備を充実させる中で現状は約1億5000万円まで増えている」とも。
アクセス面では、笠松運動公園内の駐車場が約2000台分で、1万5000人規模の来場には約5000台が必要と試算する。現状は周辺の企業や公共施設と交渉し、約4000台以上を確保しつつあるという。JR東海駅からは茨城交通と協力して無料シャトルバスを運行し、車と公共交通を組み合わせたパークアンドライドを促す。
JR東日本水戸支社は同日、試合開催日に特急「ひたち号」を東海駅に臨時停車させるほか、ナイトゲームの期間は東京方面行きの最終特急「ときわ86号」を延長運転し、臨時の普通列車も走らせると発表した。アウェー席も、これまでの約1800枚から約4500枚に増える。
事業面では、2026-27シーズンのミッションにJ1残留と、移籍金を除く売り上げ28億円を掲げる。小島社長によると、移籍金を含めると30億円近くになる見通しで、入場料収入は5億円を目標とする。チーム強化費は約11億円で、J2だった前季の約5億円から倍以上に増える。集客は明治安田J1百年構想リーグで平均8300人と過去最高を記録しており、1試合平均1万2500人を目標に置く。
小島社長は、2031年に向けた中期経営計画「GO J1からGO ASIA」で、売り上げ45億円、AFCチャンピオンズリーグ出場、アカデミーからトップチームへの継続的な選手輩出を掲げる。その最初の一年として「まずはJ1に残留し、定着することが目標」と話す。
7月29日は、公開トレーニングとスタジアム見学を兼ねたイベントを開き、試合当日に近い運営のシミュレーションを行う。