アマチュアトロンボーン集団「トロンボーンアンサンブル塩(しお)!」の第5回定期演奏会が11月1日、水戸芸術館(水戸市五軒町)コンサートホールATMで開かれる。
同団体は2017(平成29)年に結成。水戸市やひたちなか市周辺で活動を続けている。グループ名は、メンバーの塩澤さんが以前所属していた吹奏楽団でトロンボーンのリーダー的存在だったことに由来する。気の合う仲間とアンサンブルを楽しんでいたが、コロナ禍後にメンバーの瀬戸山さんの呼びかけで定期演奏会を始めた。現在は13人が所属し、県外の奏者との交流も広げている。
現在は11月の公演に向け、月3回、1回3時間に及ぶグループ練習を重ね、音の調和に磨きをかけている。
第5回の節目となる今回は、同館が主催する「茨城の演奏家による演奏会企画」の審査を通過し、ホール公演が実現した。同企画は、茨城にゆかりのある演奏家や団体が企画・出演するもの。ゲストには、茨城県守谷市出身で現在「兵庫芸術文化センター管弦楽団」で活躍する若手バストロンボーン奏者の山田怜央さんを迎える。
当日は、山田さんをソリストに迎え、スティーブン・フェルヘルストの「コローレス」、J.S.バッハの「パッサカリア」、プッチーニの「誰も寝てはならぬ」、水戸出身の若手プロ奏者が編曲を手がけたミュージカル「ライオンキング」の楽曲など約8曲を披露する。
トロンボーンは音域の広さと響きが人の声に似ているのが特徴。瀬戸山さんは「同じ楽器が集まることで、合唱やパイプオルガンのような厚みのある豊かな響きが生まれる。今回は20人以上の奏者がステージに立つ場面もあり、山田さんの素晴らしい音色とともに、多重奏ならではのサウンドを体感してほしい」と話す。
スライドを動かして感覚で音程を作るトロンボーンについて、塩澤さんは「正確な音が機械的に出せる最近の楽器と比べ、あえて逆を行くようなアナログな楽器。だからこそ、互いの音を聴き合い、息を合わせていくのが面白い」と話す。「向上心を持った大人たちが、日々の積み重ねで上達していく姿を見せられたら。演奏会に行ったことがないという方も、気軽に聴きに来てほしい」と呼びかける。
13時30分開場、14時開演。入場料は1,000円(全席自由、未就学児入場不可)。チケットは水戸芸術館チケットカウンターなどで販売している。