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大洗に地域資源とテクノロジー掛け合わせた観光コンテンツ SSMR活用し、まち巡り

(左から)「SSMRを活用した町巡りプライベートツアー」を体験する國井町長と大里会長

(左から)「SSMRを活用した町巡りプライベートツアー」を体験する國井町長と大里会長

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 大洗観光おもてなし協議会が3月13日~、地域資源とテクノロジーを掛け合わせた観光コンテンツ「SSMRを活用した町巡りプライベートツアー」を始めた。

まち巡りを楽しむ國井町長と大里会長

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 「SSMR」は、NECの独自技術「音響定位(音響AR)」と映像ARにより、日常空間をエンターテインメント空間に変えることができる最新技術。ユーザーの顔の向きに応じて音の方向や距離感を加味し、音と映像を通じて非日常空間へと誘うことができるというもの。

 体験者は大洗駅隣の観光情報センター「うみまちテラス」で貸し出す専用端末とイヤホンを装着。ストーリーマップを元に、音声ガイドにしたがってまちを巡り、端末返却時に正しいキーワードを伝えると景品がもらえる。3月18日には、國井豊大洗町長と大里明推進協議会会長も体験会に参加した。

 同コンテンツでは、海の町・大洗町に散らばったお宝を探す冒険に出るというオリジナルストーリーを展開する。指定スポットを訪れると動画や音声が流れ、さまざまなキャラや不思議なコンパスからヒントを得てキーワードを見つける。ルートを外れるとアナウンスが流れるなどのサポートも行う。

 マップでは、町内の飲食店や土産物が購入できる施設を紹介する。メインストーリーのルートは、約3キロで所要時間は2~3時間。アナザーストーリーとして、那珂湊おさかな市場(ひたちなか市)で楽しむことができるコンテンツも用意する。

 大洗観光おもてなし推進協議会観光コンシェルジュの齋藤千春さんによると、体験者からは「こんな場所があったなんて知らなかった」「初めて知る歴史があった」などと好評を得ているという。

 國井町長は「(大洗町は)体験型の観光コンテンツの最先端となっている。新たなコンテンツを通し、さまざまな良さが見え、もっと多様性を取り入れることができるのでは。今後もニーズに合わせ、事業を推進していきたい」と意気込む。

 大里会長は「SSMRという最先端技術によってまち全体がテーマパークのようになっている。これまでと違った見え方ができ、よりまちのファンができれば」と期待を寄せる。

 利用時間は、午前の部=9時~13時(受付9時~10時)、午後の部=14時~18時(受付14~15時)。料金は1人1,500円。同時に最大4人まで利用できる。受付は専用フォームと電話(うみまちテラス、TEL 029-352-2715)で受け付ける。予約優先。

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