笠間市内で10月16日、自転車で市内を周遊する「フォトサイクリングin笠間2022」が開かれた。主催は笠間自転車deまちづくり協会。

スタート前に渡されたマップを手に親子で作戦を練る様子も

　自転車で市内を巡ることで魅力を発見しておうと始まった同企画。2019年に始まり、4回目。今年は県内外から100人が参加した。

　当日は、主催者が配布した地図を頼りに、カテゴリーごとに設定された約20カ所のチェックポイントを回り、スマートフォンなどで写真を撮影しながら得点を集めた。

　当日は、茨城県とJR東日本が連携して来年、展開する観光キャンペーン「茨城デスティネーションキャンペーン（DC）」に先立ち実施する「プレDC」に合わせ、手持ちの自転車を解体せずに載せられるサイクルトレインが上野駅発着で運行。参加者が最寄りの笠間駅や友部駅で乗降する様子も見られた。

　閉会式では、カテゴリーごとに表彰を行い、優勝者にはコメ30キロと常陸牛のセットを贈った。エントリーした参加者全員を対象にした抽選会では、笠間市の特産品などを進呈した。

　親子コースに参加した県内在住の男性は「疲れただろうと集合場所に戻る提案をすると、息子が『もう1つのポイントまで自転車をこぐ』と頑張る様子を見せ、成長を感じることができた」と目を細めていた。

　4年連続で参加している男性は「今年も趣向を凝らした企画になっていた。また来年も参加したい」と笑顔を見せる。