作家とユーザーを直接つなぐクラフト展示即売会「あおぞらクラフトいちSpring in水戸2020」の実行委員会が4月9日、即売会中止を受け特設サイトを開設した。

　同イベントは、作家とユーザーを直接つなぐクラフト展示即売会として、2009（平成21）年秋に始まった。今年は5月2日・3日に開催予定だったが、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、中止が決まった。

　特設サイトでは、即売会に出店予定だった陶芸・革・ガラス・木工・金工・植物・キャンドル・布などのクラフト作家128組、飲食店35店を紹介する。

　同実行委員会の甲高美徳さんは「外出自粛という状況なので、ウェブサイトを通じて少しでも『あおぞらクラフトいち』の雰囲気を感じていただき、各作家のページをご覧いただければ。ネット販売を行っている作家の皆さまもたくさんいるので、気になる作品はネットで見てショッピングを楽しんでほしい」と呼び掛ける。

　甲高さんは「人と会う事なかなかはばかられる事態となっているが、ものづくりの活動は脈々とつながっていて止まったわけではない。この機会が、社会や日頃の生活とその道具、ものづくりについて考えるいい時間になればと願う」と話す。